初めての大腸検査
閉鎖病棟に入院中、暇つぶしにと買ってみた週刊文集が意外にも面白く毎週楽しみにしていたのです。
そのなかでも哲学者の土屋賢二さんのエッセイが好きで、いつかの回に検査はしないほうがいい、したことによって知らなくてよかった事までも発見され事実になる。みたいな事を書いていて(といいつつも土屋さんは何度か検査をしていてそのエピソードも面白い)ほうほう私もなるべく検査とは無縁でいたいものだ…と思っていたのですが、タイトル通り先日大腸検査を受けてきました。
なぜ検査を受けることになったのかはあまり綺麗な話ではないので詳しくは書きませんが、血が出るようになったんですね~ハイ~(-.-)
最初は見て見ぬふりをしていたのですが徐々にもうこれ明かに血の塊だわ!と現実を認めて近所の病院に行ったんです。そこでまず痔じゃないか確認されて、痔じゃないからとりあえず検査だねということで検査食を貰ってその日は帰宅しました。
検査前日 ~三食薄味の巻~
その日は三食とも検査食です。
朝 鮭のおかゆ・すまし汁/昼 おかゆ・豆腐ハンバーグ・味噌汁/夜 コーンスープ。
当たり前ですが何とも消化によさそ~なメニュー。空腹なのに味がほぼないと途中から食べてるのがキツくなって三食とも完食はしませんでした。グリコが作っているのでおやつにはビスコがついていました。これだけは一瞬で食べ終わりました。
晩御飯が終わってからすぐに下剤、今思えばここからが本当の戦いだったようです。ひたすらトイレと部屋の往復…。そして9時から絶食。検査は早朝からだったので早めに就寝しました。
検査日当日
病院に着いてすぐに検査服に着替えて、最後の最後の追い討ちのように腸内を綺麗にします。そしてまずは大腸カメラから。ここからはイラストでご覧ください。
ということで前回こちらでも書いたのでご存知だとは思いますが結果は潰瘍性大腸炎でした。
総合病院だと全身麻酔でしてくれるようですが、私は個人病院で検査をしたので麻酔などは使わず。勿論信頼している先生ですし痛みというのはほぼありませんでした。全身麻酔がいいのか、意識があるままでするのがいいのか私がハッキリ言い切る事は出来無いのですが、でもねぇ…全部終わって思った。寝てるうちに済んでると楽だろうなぁ…と。
潰瘍性大腸炎だった事についての感想は過去の記事をご覧ください。
この記事を書いていて気づいたこと…
書こうと思ったことはその時すぐに書くべき!
検査が終わって&このイラストを描いてもう一週間以上経つんですよね。その時はこれも書きたい!あれも書きたい!とあったんですが、あんなに辛かった検査ももう今や完全に過去の出来事です。人間って忘れられるから生きていけるんだなぁ(゜-゜)
身近な人が亡くなる度に命の有り難みを感じ、病気になって健康って幸せな事だなぁと改めて感じ、時間が経つと直ぐに忘れる愚かな人間、それが私(゜-゜)
でも本当に、何もないって幸せですよね。
当たり前の事が当たり前に出来る有り難み。
今回はいつもより長くこの気持ちを持続したい。(笑)